専照寺だより

歎異抄

真宗の聖典の一つに「歎異抄」というものがあります。親鸞聖人の後の世に、聖人の教えが間違って伝わっていることをお弟子であった唯円さんという方が嘆き、間違いを正すために書き遺したとされている書物です。直弟子の方が書いた事もあり、親鸞聖人のお言葉がたくさん記されております。わかりやすい解説書や現代語訳の本もたくさん出ており、様々な方に親しまれています。

そんなありがたい書物であるはずなのに「御文章」でおなじみの蓮如上人は歎異抄を禁書として封じてしまいます。例えば「善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや」(悪人正機説)など、正しい受け取り方をしなければ本来の意味とは違う意味に取られてしまうお言葉もあり、それが間違って広まる事を危惧されたのですね。ちなみに歎異抄が広く読まれるようになったのは明治に入ってからなので、長い歴史から見れば最近の事と言ってもいいかもしれません。

現代の社会においても、テレビやネット等で人の言葉は簡単に広まりますが、目立つ部分だけ切り取られ、大切な部分が欠けたまま広まり、誤解を招くという事は、往々にして見受けられます。時代がどれだけ変わっても、情報を正しく聞く事は難しいものですね。

 

 

 

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