サンマの季節になりました。サンマ、美味しいですよね。脂がのっていてお手頃で・・・。

近年、毎年のように「サンマが不漁」と言うニュースを耳にするようになりました。食卓に並ぶ頻度が減ると思うと悲しい限りですね・・・。

サンマで思い浮かぶこととしましては、落語の『目黒のサンマ』。

あるお殿様が、出先の海から遠い目黒で、諸事情により焼きたてのサンマを食べます。大衆魚であるサンマを初めて食べたお殿様は美味しさに感動し、城に戻ってからも食事にサンマを希望するのですが、どんなに新鮮なサンマであっても、お殿様の食事は毒味され、油を落とされ、骨を抜かれます。箸をつけるときにはすっかり冷めてパサパサ。そこで、「サンマはやっぱり目黒に限る」という落ちの噺ですね。

食べ物に関しては旬も大切ですが、一番大切なのは「どこで食べたか」や「誰と食べたか」というのも重要な要素ですね。ひとり食事をしながら思う秋の夕べでした。

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