専照寺だより

天上天下唯我独尊

仏教の開祖であるお釈迦様は、生まれた途端、七歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して『天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)』と話した、と伝えられています。

この言葉は『自己中心』『傍若無人』と同じ意味で使われる事がある為、まるで威張られているかのような誤解をしておられる方が多いのですが、本来の意味は違います。

『自分という存在は誰にも変わることのできない人間として、生まれており、この命のまま尊い。』つまり、人間の命の尊さは、能力、学歴、地位、名誉、財産などの有無を超えて、そのままで尊い『自分』を見だすことの大切さを教えている言葉なのです。

自分自身が、この世に唯一無二のかけがえのない存在だという事に目覚めれば、他人と比較して傷つく必要など全くないものである、という事に気づくはずです。

正しい意味を知れば、これからの生き方に活かすことができますね。

 

 

 

 

 

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