ネコヤナギ
3月に入りました。2月は低気圧の影響で急に寒くなったり、また暖かくなったりと着るものを調整するのに難儀しましたね。
3月に咲く花に「ネコヤナギ」があります。私がネコヤナギという単語を初めて聞いたのは『天才バカボン』のオープニングテーマでした。当たり前ですが・・実際には柳の下に猫が居たから名前の由来になったわけではありませんし、太陽は西から登りません (笑)
ネコヤナギはヤナギ科ヤナギ属の木で、ふわふわとした花穂(かすい、穂の形に似た花の事)を付けます。この特徴的な花穂が猫の尾っぽに似ていることから、日本では「ネコヤナギ」という名前がつけられたそうです。また他の柳類より早くに開花し、春を告げる花として親しまれていて、生け花でよく拝見させていただく花です。
ヤナギというとシダレヤナギが代表的で、垂れた枝を想像してしまいがちですが、このネコヤナギの枝はピンと立っています。これは漢字でも区別されておりまして、垂れた枝のものは「柳」。枝が立っているものは「楊」の字を当てるそうです。
気候の良いこの時期、散歩などで河原の近くを通った際は、猫の尾っぽを探してみましょう。
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