専照寺だより

老少不定

先日、ニュースでとある海外のミュージシャンの訃報を耳にしました。私が高校生くらいの頃に好きになり、今でも度々聴いている方だったので非常に驚きました。41歳だったそうで、まだまだお若いのに・・という事もありますが、これ以上彼の新曲を聴く事はできないのかと思うと非常に残念です。この事で同じ趣味の友人とも「余りに急で驚いたね」と話をしておりましたが・・・

正に蓮如上人が白骨章に著された通りと感じます。「老少不定」と表された通り、老いた人も若い人も、命が終わる時は定まっておらず、その時は今日かも明日かも分かりません。しかしそう教えを頂いておりながら私自身、悔いの無い生き方も覚悟も、ろくに出来てはおりませんので、今一度、改めて思い直すところであります。

キリスト教圏の方は弔意を表す時、「安らかに眠れ」を意味する「Rest In Piece」を使われるのが一般的ですが、私僧侶として使うのはどうかと思いますので合掌に留めておこうと思います。合掌・・・・・南無阿弥陀仏・・・・・

 

 

 

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