先日、日本人8人目のノーベル化学賞受賞者が発表されました。受賞されたのは、私たちの生活で、もはやなくてはならないものと言っても過言ではない携帯電話、ノートパソコンなど、あらゆる電子機器に欠かせない部品となった“リチウムイオン電池”の開発に貢献した吉野彰さんです。奥様と共に会見をされていらっしゃる様子を拝見いたしましたが、お二人共満面の素敵な笑顔でいらっしゃったのと、少し緊張気味の奥様を優しくフォローしていらっしゃったご様子が温かく印象的でした。

リチウムイオン電池で普及した携帯電話ですが、ご本人が使い始めたのはここ５年ほどだそうです。携帯という便利なツールが出たときにリチウムイオンが間違いなく役立ったのですが、ご本人が実感していない状態であったとのこと。

次の挑戦は、環境問題への貢献だそうです。リチウムイオンによる電気自動車の普及に伴って、再生可能エネルギーで発電するシステムの開発でCO2排出を抑えること。

思い描いた近未来を実現させるために突き進む姿勢、こういった方々のおかげで私たちは日々快適な生活を送れているのだと再認識し、感謝の念が溢れる最高のニュースでございました。

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