大事なもの・・・・・
バイクが好きなご門徒さんのお宅へ、久しぶりにお参りに伺った時の話。
「最近、バイク乗られていますか?」
「それが・・バイクの調子が悪くなってしまい、手放そうかと悩んでいるのです。」
とのこと。
確かにそのバイク、今は生産されていない旧式のバイクなので、かなりの年期が入っている代物ではありますが、今でも根強い人気のある車種であり、
「もったいないですね」と言うと、
「息子にも同じ事を言われ、処分するなら俺が乗るから欲しい」と言われたそうです。
ただ、調子の悪いまま渡すことは出来ないので、色々と修理をしてから渡すことになったそうで、「結局修理に結構な金額がかかってしまったよ」との事。
ですが、決して嫌そうな言い方ではなかったような気がします。
きっと、息子さんが「乗りたい!」と言ったからこそ、修理をされたのでしょうね。
「お父さんが大事にされてきたバイクですので、息子さんの手に渡った後も大事に乗って頂きたいものですね。」
親から子へ・・大切にしてきたものが受け継がれていく・・心温まるお話でした。
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