過去帖
浄土真宗では、亡くなられた方々の法名、俗名、お命日、行年等を位牌ではなく「過去帳」に記入します。
ご門徒さんから「なぜお位牌でお祀りしないのですか?」という質問がよくあります。
他の宗派ではお位牌に魂を入れるというように、お位牌自体が礼拝の対象のひとつになっているのですが、浄土真宗は、「本願を聞信し念仏するものはお浄土に生まれて阿弥陀如来さまと同じ仏になる。」という教えです。したがって過去帳の中に魂はございませんので、ご本尊に対する礼拝がそのままご先祖の方々への礼拝になるのですね。
ご先祖の月命日、祥月命日の日には、過去帳を開いて仏徳讃嘆、仏恩報謝のご縁をいただき、ご本尊に向かいお念仏いただきましょう。
南無阿弥陀仏・・・
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