私達は様々な因果関係によって、その時々に違ったキャラクターに変わるものですが、これを仏教では、「心は無常」であるからだと考えます。

基本は皆、自分も他人も、全ての人々が幸せであることを望んでいることでしょう。

しかしそれには一人一人の心の在り様が非常に重要となります。その肝となる心の働きを「四無量心」といい、この言葉の持つ「全てのものに等しく平等で限りない大きな四つの心」という意味は、まさに「仏様の御心」のようですね。

四つの心は、それぞれ4つの言葉で表され、「慈」は人の幸せを願う心、「非」は人を悲しみから救う心、「喜」は人と共に喜びを感じる心、「捨」は偏りを無くし平等に平静を保つ心とされております。常に心が無常であるからこそ、その在り方は自らが意識しなくてはならない・・・「四無量心」とは、私達がどのように生きるべきか・・・という問いに対する仏様からのお答えなのでしょうね。

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