線香
「お線香は立てるのですか?横に寝かせるのですか?」という質問がよくあります。私たち浄土真宗においては、お線香は『寝かせ』ます。
仏事において炭に抹香をかけ、香りでもって仏前を荘厳する「焼香」。そしてそこから、その香りを長く続かせるために抹香を細長く敷き、端に火をつけてゆっくりと燃え移らせていく『燃香』ができました。
燃香から見ても、線香は横に寝かせるのが本来的な形です。実際、線香は横に寝かせた方が「灰が外に落ちない」、「服の裾に当たって焦げるようなことが無い」ので良いですね。
線香は香炉の大きさに合わせて2、3本程度に折ってお供えしましょう。何本と決まった本数はございません。折らなくてもお供えで来る大きい香炉なら、折らなくても大丈夫です。香炉の中の灰は多くなり過ぎないように調整してください。
お線香のいい香りに包まれて、感謝のお念仏をいただきましょう。
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