今回は第二章依経段についてです。

依経段は少し長いので数回に分けてのご紹介とさせて頂きます。

「法蔵菩薩因位時　在世自在王仏所」とは、法蔵菩薩の因位のときに　世自在王仏のみもとで。

「覩見諸仏浄土因　国土人天之善悪」とは、仏様方の浄土の成り立ちやその国土や人間や神々の善し悪しをご覧になって。

「建立無上殊勝願　超発希有大弘誓」とは、この上なくすぐれた願をおたてになり　世にもまれな大いなる誓いをおこされた。

「五劫思惟之摂受　重誓名声聞十方」とは、五劫もの長い間思惟してこの誓願を選び取り、名号をすべての世界に聞えさせようと重ねて誓われた。

「普放無量無辺光　無碍無対光炎王　清浄歓喜智慧光　不断難思無称光　超日月光照塵刹　一切群生蒙光照」とは、本願を成就された仏は、無量光・無辺光・無礙光・無対光・光炎王・清浄光・歓喜光・智慧光・不断光・難思光・無称光・超日月光とたたえられる光明を放って、広くすべての国々を照らし、すべての衆生はその光明に照らされる。

次回は「本願名号正定業　至心信楽願為因」からです。

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