専照寺だより

羹に懲りて膾を吹く

私は外食の際に、季節に限らず手早く食べられる、ぶっかけうどんやざるそば等、冷たい麺類をよく食べます。その麵を口に入れる直前、熱くもないのに無意識に拭いてしまい、思わず吹き出してしまいそうになったこともしばしば・・・。

実はこの現象には慣用句、ことわざがあるのです。

「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」

羹とは汁物の事で、膾は酢の物。熱い汁物で火傷したことから、冷たい酢の物を食べる時にも警戒して冷まそうとしてしまう・・とのことだそうです。

「失敗に懲りて必要以上に警戒してしまう」ということのたとえですね。

このことわざは中国の戦国時代、紀元前に編纂された『楚辞』という詩文集の中に出てくる詩の一節です。そんな昔の方々も自分と同じような事をしていたのかぁ…としみじみと感じ入るばかりであります。

私の場合は警戒して息を吹いているのではなく、無意識に麺類=熱いという思い込みの反射からそうなるのでしょうけど。

そしてまた今日も懲りずに冷たい物に息を吹きかけることでした。

 

 

 

 

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