もうすぐお彼岸の中日です。

お彼岸らしい仏花といえば、「牡丹」。お供え物には「ぼた餅」があげられます。

春のお彼岸の時期に咲く牡丹の花と、小豆の粒をその牡丹の花に見立ててつくられたぼた（牡丹）餅は、秋のお彼岸では萩の花に見立てられて「おはぎ」と呼称が変わります。同じあんころ餅なのに面白いですね。

小豆は親鸞聖人の好物だったということで、宗祖を偲びながらお勤めのご縁を頂けます。

もちろん、お供え物は故人の生前の好物をお供えするのもよろしいでしょう。

気持ちのこもったお供えはそれだけで心をほぐし、心よくお参りできるものです。

お彼岸のお供えから、阿弥陀さまからの私たちに向けられている慈悲、また、お恵みをいただいているという事を味わわせていただきましょう。

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